Patient
患者さまへ
Upper gastrointestinal tract
上部消化管(胃)
はじめに
当院では日本内視鏡外科学会技術認定医の下、腹腔鏡やロボットを用いて安全で体に優しい低侵襲手術を心掛けています。
Gastric cancer
胃癌
治療法・治療成績
胃癌治療ガイドラインに基づき早期胃癌に対しては体の負担の少ない縮小手術を、進行胃癌に対しては定型手術を行っています。
手術はお腹に開けた小さな穴から手術器具を入れて行う腹腔鏡手術やロボット手術を安全性に最大限配慮しながら積極的に取り入れ、約80%の症例に行っています。
また進行度に応じて化学療法などを組み合わせた集学的治療にも取り組んでおり、優れた治療成績を実現しています。
手術はお腹に開けた小さな穴から手術器具を入れて行う腹腔鏡手術やロボット手術を安全性に最大限配慮しながら積極的に取り入れ、約80%の症例に行っています。
また進行度に応じて化学療法などを組み合わせた集学的治療にも取り組んでおり、優れた治療成績を実現しています。
当科における胃癌治療成績(2006〜)
特色
胃切除後には逆流症状や嘔吐など様々な症状が出やすくなります。従来の手術法と比べより精緻な操作が行えるロボット手術を取り入れ、癌の根治性のみならず、術後のQOL(生活の質)を少しでも維持できるように心がけています。
また、世界に多くの胃癌治療のエビデンスを発信している日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG) に参加するとともに、広島の主な拠点病院と広島臨床腫瘍外科研究グループ(HiSCO)を組織して、新規治療法の開発も行っています。
また、世界に多くの胃癌治療のエビデンスを発信している日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG) に参加するとともに、広島の主な拠点病院と広島臨床腫瘍外科研究グループ(HiSCO)を組織して、新規治療法の開発も行っています。
Metabolic surgery
減量・代謝改善手術
治療法・治療成績
当院では2015年より保険診療による腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を開始しています。腹腔鏡下スリーブ状胃切徐術は胃の外側の部分を切り取り、胃を細くすることで食事摂取量が減り、減量効果や代謝性疾患の改善が期待できます。既に40例近くの患者さんに実施しており、手術後1年の体重減少は平均25.3kg、糖尿病の寛解率(内服治療が不要となった方)は8割以上と経過は良好です。
腹腔鏡下スリーブ状胃切除術
5-15mmの穴(ポート)5箇所を
用いて手術をします
用いて手術をします
術前後の変化
術後の内服薬の変化
特色
糖尿病内科医、肝臓内科、外科医、栄養士、薬剤師、理学療法士、精神科医により組織されるMetabolic Care Unitで定期的なカンファレンスを開催しており、多職種連携による肥満治療の体制が整っています。また、2021年第38回日本肥満症治療学会学術集会最優秀演題賞、2022年第29回西日本肥満研究会若手臨床研究奨励賞を受賞するなど研究面においても精力的に活動をしています。これらの実績から2022年4月に日本肥満症治療学会の肥満外科手術認定施設に認定されました。